助成先の活動紹介


これまで助成した団体の活動を紹介いたします。

(1)山・川・海の自然を回復し、自然を豊かにする活動

美波の磯を守る会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

徳島県南部の沿岸は深刻な磯焼けが起こり、藻場は魚貝類にとって大切な住処や産卵床になり、海の資源を復活させる重要な役割を担っているため、磯焼け対策が急務となっています。そこで美波の磯を守る会は、海水中の鉄イオン不足が磯焼けの原因の一つであることから、鉄イオンと栄養素の両方を供給することにしました。鉄板と鶏糞の乾燥ペレット(肥料)を麻袋へ入れ、藻がまだ残っている磯へ組合員が年2回(3月と10月)に50袋ずつ投入しました。その後、パックテストを数回行い、地元ダイビング企業が追跡調査をすると5月には藻が大きくなっている事が確認できました。海中で繁殖した海藻がCO2を吸収して地球温暖化防止に繋がることが専門家によって究明されているため、今後も継続して現在の活動を行い、環境改善に努めていきたいです。

徳島のアオリイカを守る会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

アオリイカは日和佐町漁協を含めた県南漁業組合にとって主要魚種でありましたが、年々漁獲量は減少し、次世代の従事者を生み出すことが難しくなりつつあります。そこで、私たち徳島のアオリイカを守る会は、組合員や県水産研究課、企業と共に維持増進プロジェクトとして5月中旬に地元小学生20名へアオリイカの生態授業をした後、組合員と一緒にしばの木を束ねて300個の産卵礁を作り、船に乗って漁場2か所へ設置を行いました。7月には地元ダイビング会社が追跡調査をしたところ、産卵礁に沢山の卵を産み付けられていることが確認できました。今後も産卵礁の設置や生態授業を続け、資源保護への合意形成として釣り人へ保護の協力を呼びかける看板の設置をし、環境に対する活動の輪が広がっていくことを願っています。

大里部落

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
大里松原海岸の松林の起源は古く、江戸時代より植林が行われてきました。約3㎞にわたる広大な樹林は地元住民の憩いの場となっており、白砂青松全国百選にも選ばれています。この松林は、昔から防風、防潮、防砂などの役割を担い、人々の暮らしを守ってきました。これまで何度も台風の被害に見舞われましたが、そのたびに地域の人たちが松の植樹を重ねてきました。
令和元年に襲来した台風はかつてない塩害をもたらし、多くの松が枯れました。今回の植樹は、日亜ふるさと振興財団の支援を頂き伐採跡への植樹となりました。海陽中学卒業生38名と地域住民が協力して、約140本の苗を1時間ほどかけて丁寧に植えていきました。中学生の皆さんが、松林が担っている役割や保全事業のことを知り、植樹活動を通して松林を守っていくことの大切さを理解してくれたことは本当にありがたいことです。卒業記念植樹ということで、植えたクロマツが未来に向かってすくすくと育ってくれることを願っています。2023.3
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
日本の原風景の代表的な樹種として古来より愛されてきた「ヤマザクラ」が近年減少傾向にあり、ここ那賀町木頭においてもその存続が危惧されつつあります。そこで私たち山櫻プロジェクト会は、ヤマザクラを『山櫻』と称し、地元木頭の山櫻苗木の育成と植樹、保全活動を行い、地域住民をはじめとした県内外の有志の方々や小・中・高・大学生達の協力のもと、世代や地域を越えた方々と共に山櫻の名所作りの活動を行っています。毎年春先には、参加者を募り植樹イベントを開催し、当プロジェクトで育成した山櫻苗木を地域の山々へ植樹しています。今年度は、町外からの参加者も多く50名あまりの協力の下、合計48本の苗木を植樹することができました。植樹後、シカの食害を防止する為のネットを設置し、竹の杭に参加者それぞれの想いを描き、各自植えた苗木の横に立てました。また、その他の活動では、地元の学校のふるさと学習で四国にて絶滅が危惧されている「ツキノワグマ」の保全活動について学習しました。ヤマザクラの果実はツキノワグマも好んで食べるとされているので、山櫻プロジェクト会て゛は、昨年6月~今年4月にかけて山櫻苗木育成のため、採種・保存・播種・植え替えを生徒と一緒に実施しました。植え替えた苗木約160本は、那賀町和無田の育苗ガーデンにて育成中で、来年には活動した生徒と共に植樹する予定です。2023.4
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
「高丸山ブナの自然林における環境保全活動」  高丸山はニホンジカによる食害のため、森林内の下層植生(植物)が衰退し、樹皮剥ぎも多く見られます。森林環境を保全するためには、食害対策を行うことが急務となっています。そのため「ブナをシカから守るぞ」という行事で、ボランティアを公募。多様な方の参加がありました。今回は下層植生回復のための、防除ネット張りを行いました。自然林内の設置場所で、10メートル四方に支柱を2メートルごとに打ち込みます。参加者全員でネットを広げ、張っていきました。その際、講師から効果的なネットの張り方を教わりました。この方法は、他の場所での応用も可能になります。設置後、講師から県内のシカ対策についての話がありました。専門家の話は、シカによる被害を正しく理解してもらうのに重要です。体を動かし、学びもある活動でした。帰り道で過去に設置したネットを確認したところ、植生回復が進んでいました。今回ネット張りした場所も、今後が楽しみです。
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
私たち、新町川を守る会は「川を活かしたまちづくり」を目指して平成2年に活動を開始して32年になります。その間に拾ったゴミの量は、現在新町川橋の架設に来ている日本2位のフローティングクレーン船「 武 蔵 」の最大つり上げ荷重の3,200トンほどになります。今年はコロナの影響でイベント等が減っているためゴミも少し減少しています。中心部の網状河川も人出が少ないため、浮遊ゴミも少ない気がします。また、毎日運航している環境啓発の無料遊覧船の乗客も昨年の3割ほどとなっています。当会は徳島県とエコ協定を結んでいるため、CO2を全く出さない遊覧船の社会実験を始めました。運航のエネルギーは、太陽光パネルで集めた電気をバッテリーに蓄電してモーターで動く船です。このソーラー船で子供たちに環境啓発し、ゴミ拾いをしても全く地球を汚さずに海に出るマイクロプラスチックなどを事前に防ぎます。レジ袋を海に出すと、ウミガメなどがクラゲと間違い食べて死んでしまうと教えて拾っています。これからも、「水都徳島」の名前が恥ずかしくないように、川をきれいにするなど町おこしを続けようと考えています。
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
Uminocoの始まりは、一人のお母さんが子供と遊びに行った海で、砂浜に落ちているゴミを拾い集めたことがきっかけでした。その姿に共感し、集まった仲間で立ち上げた有志の団体がUminocoです。私達に何か特別な知識があるからという訳でなく、ただ目の前にある問題に向き合いたい、自分の中にある思いを行動に移したい、そんな想いで子ども達と共に活動を楽しんでいます。清掃活動は、北の脇海岸、淡島海岸、那賀川河川敷、蒲生田岬など 阿南市内の海川を中心に、月1回(不定期)1時間程度行っています。 毎回45Lゴミ袋10袋程度、多い時には約300kgのゴミを回収します。キレイになった景色を前にすると、不思議と心もスッキリとした嬉しい気持ちになります。その嬉しさが、ゴミを拾わなくてもよい社会にするために根本から問い直すことや、便利さが当たり前の暮らしから少し立ち止まって、他の生物や未来につなぐ環境について考えるきっかけになればいいなと思っています。
「きれいになるとうれしい。」その気持ちが、少しづつ未来を変えていく、そんな思いで活動を続けています。 2023.5.11

(2)自然観察、自然体験などの子供向け環境教育活動

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

徳島県での自然と人、人と人を繋ぐネイチャーゲームを中心としたシェアリングネイチャー活動を実践しているのは徳島県シェアリングネイチャー協会です。シェアリングネイチャー活動を普及、振興する目的の公益社団法人日本シェアリングネイチャー協会の正会員団体です。ネイチャ-ゲ-ムは地球上に住む多くの子ども達、そして大人たちが自然を楽しみながら、その素晴らしさに感動し自然への理解と体験と豊かな感性を得るための環境教育プログラムです。ネイチャ-ゲ-ムは、自然に関する特別な知識がなくても自分の感覚で自然を楽しめるのが特長です。また、四季折々に森でも公園でも海辺でも見る・聞く・におうなどの感覚を通して自然を感じることができるため、子どもと大人が一緒になって自然をわかちあう(シェア)事ができます。県協会は1993年発会し約30年、シェアリングネイチャー活動をボランティアとして実施してきました。当初子ども達を対象に始めましたが、のちに親子、やがては幼児、高齢者も含んだ家族。最近は幼児の実践が高まり全体の60%をしめています。 このたび日亜ふるさと振興財団の助成金を活用して、幼児対象(保育所、こども園)の出前教室や、家族対象の定例会の一部を充実させたいと考えています。当年度の具体的な予定 (写真は2023年度分)出前教室:約20ヶ所・訪問数90回・・・ネイチャーゲーム・伝承遊び体験     定例会:1ヶ所・実施回数9回・・・ネイチャーゲーム・野菜作り・料理体験

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
「田んぼ・畑の生き物を知って保全する」活動は、県内南部から東部、西部で私たちの身近な環境の圃場に多くの生き物が生息生育していることを生産者だけでなく消費者にも気づいてもらうことが目的です。意外にも生産者の方でも自分の圃場にいる生き物に初めて気づく方が結構います。身近な環境にいる生き物に関心を持ってもらうことが生き物を守る第一歩と考えて活動しています。
令和5年度は阿南市、小松島市、阿波市、三野町、三好町の圃場で4月から 10 月まで行います。専門家を講師に招き、調査方法や生き物の生態について指導を受けながら、生き物に適した環境について参加者に理解を広めてもらいたいと考えています。
小松島市櫛渕町では生物多様性の指標種とされているコウノトリが持続的に住み続けられるような自然環境を創出するために調査を行います。参加者は多様で、農業者、消費者、市民、JA、コープ職員、子ども達などが参加します。それぞれの立場から調査方法と生き物の生態的知識を習得した市民が増えることで生き物が豊かな地域が広がることができればと考えています。
楽しみながら圃場やその周辺に生息生育する生き物を身近な存在として意識し、関心を高め自然環境の保全につながっていくことを期待しています
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
令和4年11月10日、ササユリを保全するための環境整備活動を、伊島のささゆりボランティア、阿南光高校とともに行いました。 伊島は、山で田畑を耕し、薪で生活していた時代、島がピンクに染まるほどササユリが咲いていたと言います。ササユリを守るため、伊島中学校を中心に島民での保全活動が行われてきましたが、高齢化等によって十分な活動ができなくなってしまいました。伊島ささゆり保全の会では、島外のボランティア、阿南光高校の協力を得て、ササユリ保全活動を支援しています。 ササユリを保全するための環境整備活動では、ササユリがたくさん咲く場所を選び、草刈や間伐の作業を行います。すでに休眠しているササユリに光が当たることによって、春にはまた葉や茎が出てきます。5月下旬には花の個体数調査を行い、環境整備活動の成果を確認しながら、次の作業計画を検討します。このように、科学的な検証のもと、年間を通してササユリの保全活動を行っています。2022.11

犬飼農村舞台保存会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
犬飼農村舞台(明治6年建立、国指定重要有形民俗文化財)は、蛍舞う八多川上流の名勝「ハ多五滝」の登り口に鎮座する五王神社境内の斜面に位置しています。本事業では、農村舞台での体験学習と同時に、五滝遊歩道の整備活動を行うことで、子供たちの記憶に残るよう伝統文化と地域の自然の大切さを伝えることを目的としています。令和5年5月28日、午前中は農村舞台保存会会員9名により農村舞台周辺および昨年度植樹した「ヤマザクラ」周辺の除草作業、さらに農村舞台周辺の捕集作業を行いました。午後から小雨混じる中、参加児童を対象にNPO法人徳島県森の案内人ネットワークによる神社周辺の環境を活用したゲームを行いました。参加者は父兄合わせて7名と少なかったものの「森に住む動物たちの生態」について体験することができました。さらに保存会課員による「八多五滝」遊歩道の清掃と案内板の設置ができました。これまでの本事業による五滝整備活動が契機となり、行政による歩橋の架け替え等、台風災害により荒れ果てた五滝の回復に一歩ずつ進んでいます。本事業を契機に、子ども達の記憶に残る活動と併せて、毎年行っている農村舞台での体験学習も含め、伝統文化と自然の大切さを伝える活動を継続していく計画です。2023.6

江川奉仕橋かもクラブ

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
持続可能な観光地づくりで街の安らぎと活性化! 江川奉仕橋かもクラブ 私たちは、これまで18年間、環境美化保全に取組み、目標達成後は次々課題を向上させ、河川一帯を美しくしてきました。例えば幅4mを二分し長さ400mの花壇には春の水仙、夏にユリを咲かせ、肥料と防寒防暑は枯草で保護。ところが3年前から近隣農家が収穫物の商品化で洗い屑を全て川に流し始めたため、排水路からは屑と泥がヘドロ化し、雑草が生えるようになった。この3年間これら雑草を全て根から取り除いてきたが、今年は今までに無かったガマが至るところに集団で生え広い面積を陣取っており、ゴミの流れを止め雑草面積を増やしているため、一帯が湿地化してきた感があり、今年からの目標である観光地化に向かって、さらに努力をしたい決意でいる。ユリの花見会の成功を柱に魅力ある事業を発信していきたい。2023.6岡田年弘
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
(一社)グランフィットネス阿南観光協会は、阿南の自然を生かしたアクティビティ事業に取組んでいるほか、環境保全に積極的な企業・団体・個人(阿南市が認定したEARTH SHIP PARTNER ANAN:通称ESPA)に呼びかけて海岸や河川の清掃活動を実施しています。このたび、日亜ふるさと振興財団の助成金を活用して、7月の淡島海岸に続いて10月10日に那賀川大橋下北岸のクリーン活動を行い、一般ボランティアも含めて総勢50名以上の参加者が河川敷や川の中のゴミ拾い・草刈りをしました。会場ではポイ捨てされたペットボトル等が目立ち、それらを回収することで、参加者一同が自分たちの住むまちの環境汚染・海洋問題の現状を確認することができました。グランフィットネス阿南観光協会ではSUPに乗って河川を清掃する「エコフレンドリーSUP」も定期的に行っています。今後ともこのような活動を継続することで、ESPAの会員や地域の方々の環境に対する活動の輪が広がっていくことを願っています。

三頭ふれあいの森実行委員会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
三頭ふれあいの森づくり活動は、地域内外の方に森の良さを知ってもらうことを目的に始まり、今年で23回目を迎えました。豊かな森を守るため広葉樹の植栽の下草狩りをと実施し、参加された方々にはに大きくなったヒノキ林の枝打ちや間伐作業をしていただいております。今年は秋の晴天に恵まれ11月3日(祭日)に約80人が参加しました。作業を通じて森林を保育し回復させ、豊かな森を育てるため、木の大切さや育てる楽しさを伝えることができたのではないかと思います。作業後には、体験イベントとして草景盆栽づくりや、間伐材を活用した原木シイタケづくりを行い、参加された皆様との交流を深めました。これからも、多くの方々に参加して頂き、森への関心をより一層持っていただけるよう、楽しい森づくり活動を続けていきたいと考えております。2022.12
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
徳島市ecoリーダー会は、「徳島の豊かな自然を子どもたちに伝えたい!」をテーマに、環境保全活動や自然体験をとおした環境教育活動に取組んでいます。
「里山自然体験による環境教育活動」は、家族で身近な里山に出かけ、季節折々の自然に触れる体験をとおし、里山の魅力を感じてもらう内容としています。体験会は、徳島市渋野町にあるミカン畑跡地を整備した「エコの里」で、年4回実施します。
《冬の部》原木しいたけ作り
《春の部》渋野丸山古墳見学&ピザ焼き
《夏の部》竹のおもちゃ作り&竹ご飯
《秋の部》芋ほり&竹炭焼き
写真は、《春の部》の様子です。渋野町には古墳がたくさんあります。なかでも徳島県で最大の前方後円墳である「渋野丸山古墳」を見学しました。徳島市社会教育課の職員から古墳の説明を受けた後、現地見学をしました。古墳には竹が侵食しており、崩れてしまわないよう整備をしているそうです。そのお手伝いとしてタケノコ掘りをし、参加者が分けてお土産に持ち帰って食べてもらうこととしました。里山とは人の手が入った豊かな自然が魅力です。今回は古墳保持のためですが、里山の意義と魅力を味わってもらえたと思います。
またエコの里では、竹のペン立てを作り、窯で焼いたピザを堪能しました。里山の心地よい風が最高でした。

徳島県漁業士会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
徳島県漁業士会は、環境保全活動や魚食普及活動、県内外の漁業士間の交流活動などを通じて、漁場環境の改善や漁業後継者の確保育成を担う団体です。
この度は、徳島市の津田港で徳島市漁業協同組合青壮年部の協力のもと、津田小学校5年生の皆様と一緒に、3年ぶりに魚食普及活動とタッチングプールを実施しました。当日は、当会が行っている身近な海を守る活動を紹介した後、地元で水揚げされたエビやイカを使った調理実習を行いました。また、タッチングプールでは、地元の漁師さんが獲ってきたタイやカニなどの生き物と触れ合う体験も行いました。この活動により、子供たちに身近な海を守る大切さや、地元の海の豊かさと食文化を知ってもらう良い機会となりました。
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
ふるさとの宝物吉野川を守る―吉野川河口干潟の清掃活動を通して
吉野川の風景は、ふるさと徳島の原風景。広々とした河口の干潟は、川の汚れを浄化し、浄化した水は海へと帰ってゆく。ここでは、シオマネキやハクセンシオマネキ、トビハゼ、クシテガニなど、今や全国的に姿を消しつつある干潟の生き物をごく当たり前に目にすることができます。台風襲来時には、プラスチックごみ、立木などが大量に流れつき、干潟の生き物たちを脅かし、海の環境悪化も懸念されるようになってきました。今年はコロナ禍のため子供達や親子連れへの呼びかけをしませんでしたが、大勢の学生ボランティアが参加し、清掃や生物調査を定期的に実施することができました。(写真参照)これらの活動では、参加者と共に水辺におりて、干潟の清掃や調査をしながら、吉野川の風景や河口干潟の豊かな生物多様性を体感し山・川・海そして陸のつながりを実感することで、ふるさとの宝物吉野川を自分事として守っていこうという意識が育つ機会となっています。

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
木育活動・移動木工教室と児童木工工作木とふれあうコンクール開催について
昭和61年を皮切りに36年間開催してまいりました木育活動・移動木工教室。年間20ヶ所以上に及ぶ開催希望があり、できるだけご要望に沿うように取り計らっております。特に公民館の青少年育成協議会や小学校のPTA活動、児童館や学童保育等で開催しております。内容としては、木材(材料)を提供し、かなづち・のこぎり・金さし・鉛筆の4点セットを貸し出し、自由創作により木工作品を製作してもらいます。何を作ってよいかわからない参加者には、見本や図面集を参考として制作してもらいます。この木育活動の私たちの目的は、木に触れることによって木の優しさ・暖かさを体験して頂くことと、地球環境問題に対して最も木材が寄与する物質であることを参加者全員に理解してもらうことです。また、移動木工教室と並行して児童木工工作木とふれあうコンクールを開催、全県下の小学生が競って応募してきています。今年も、一般財団法人日亜ふるさと振興財団からの助成金を活用させていただき、私たちの願いでありました事業の活性化が実現。今まで以上の広範囲な地域での実施、より多くの充実した事業の実施が実現しました。心より感謝申し上げます。(写真は2022年7月30日 日亜化学工業(株)本社において開催の移動木工教室)
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
当法人では、自然を愛する感性豊かな青少年の育成を目指し、小学生5年以上高校生までを対象に、里山の生き物や暮らしに関する知識及び技術の学習を盛り込んだ野外活動を実践する 「里山ジュニアマイスター講座」を開講いたしました。受講生は16名、講座は5月から9月まで以下のとおりの4回(5日間)、場所は徳島市入田町の里山をベースにしたほか中尾山や剣山においても実施。 【第1回】里山ハイキングと地図読み実習。 【第2回】ロープワークとそれを活用したツリーハウスづくり。 【第3回】1日目・中尾山でのネイチャーゲームと自然観察、星空観察およびキャンプ、2日目・剣山登山。 【第5回】草木染めと宝箱(木箱)の工作。 受講生たちは、初めて取り組む作業や活動で戸惑いもあったようですが、次第に自発的・積極的に取り組むようになり、生き生きとした表情で講座に参加していました。 特に、キャンプ は親元を離れての宿泊に興奮気味で、多少睡眠不足の受講生も見られましたが、翌日は元気に剣山登山に取り組めました。(帰途のバス車内では全員爆睡でした。)2018.5

那賀川アフターフォーラム

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
那賀川流域一体感醸成のシンボルとして、平成17年10月、剣山スーパー林道剣山トンネル横広場に源流碑を、源流点(標高1360m)には源流モニュメントを建立しました。以来これを記念して、上下流の交流促進、流域一体感醸成を目的として、毎春、源流碑前にて、「源流碑開き」を開催しています。今年も5月7日㈰に第16回目を開催しました。最初に参加者全員で流域の洪水、渇水や災害が無いように安全祈願をしました。上下流交流会では、湯城阿南高専名誉教授から源流調査・源流点の特定の経緯や源流の定義について解説していただきました。また源流モニュメントの作者、四国大学元教授の井下氏より、デザインに込められた思い(大河も一滴の雫から始まる)もお話しして頂き、理解を深めました。参加された阿南高専の学生から学校紹介もありました。あいにくの雨天のため、予定していた清掃活動、源流の水質検査は中止となりましたが、源流碑横の満開の大山桜(オオヤマザクラ)を目に焼き付け、源流を後にしました。 2023.5.7

鳴門市花街道・地域づくりネットワーク

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
今年度は、日亜ふるさと振興財団様のご支援により「子供たちと花を育てる活動とアサギマダラを守る活動」に取組んでいます。 4月に鳴門市内の保育所・幼稚園・小中学校にヒマワリの種とコスモスの種を配布しました。5月28日(土)に鳴門総合運動公園花壇に、地域の方々や鳴門高校の生徒さん達と夏の花を植えました。また、6月7日(火)鳴門西小学校3年生32名と先生5名、地域の方6名が参加し、ウチノウミ総合公園花壇にポーチュラカを植えました。(下の写真は6月7日の活動の様子)さらに、鳴門市内の特定外来生物のオオキンケイギクを除去するとともにフジバカマを植えることで、渡り蝶のアサギマダラを保護する活動に取り組む予定です。こうした活動を通じて、長引くコロナ禍の中、子ども達と市民がストレスを解消するとともに、自然の豊かさに触れる機会を提供したいと願っています。2022.6
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
 「みなみから届ける環づくり会議」は、徳島県南部地域の環境問題を考える産学民間連携の協働団体です。この会議の水質ワーキンググループでは、水環境問題に取り組み、これまでに小中学校の環境教育、出前授業や県南水質一斉調査などを行ってきました。平成27年から実施している「夏休み出動!川の調査探検」は、小学4~6年生とその保護者を対象とし、川の上・中・下流の周辺観察と水質調査を行っています。この水質調査ツアーでは、川周辺の生態系や自浄作用の様子を確認し、川がどのように汚れてゆくのか学ぶことを通して、水環境の保全の大切さを伝えています。令和5年7月に実施したツアーには12名の方が参加し、三谷川の上流から打樋川に繋がる下流までの、COD・透明度などを調査し、最後に調査結果の振り返りを行いました。また秋には、工場の排水がどのような仕組みで浄化されるのかを学ぶイベントを企画し、環境啓発活動を行う予定です。これらの活動を通じて、一人でも多くの方々の意識を変え、県南地域の水環境の保全に積極的に取り組む人材の育成を目指しています。2023.8

吉野川(美馬)流域林業活性化センター

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
吉野川(美馬)流域林業活性化センターでは、平成28年度から日亜ふるさと振興財団のご支援を頂き、美馬市・つるぎ町の認定こども園等に木製遊具を贈呈してきました。小さな子供たちが実際に木に触れ、木の良さを実感することで、将来の利用拡大を通じて、持続的な林業の活性化を推進するため、できるだけ地域材を使用した木製遊具を贈呈しています。今年は、令和4年12月1日に美馬市立岩倉認定こども園で、木製遊具の贈呈式を行いました。6種類のおもちゃを贈呈し、園児からは「ありがとうございます。大切につかいます。」とお礼の言葉があり、園児がサツマイモのつるで作ったクリスマスリースが日亜ふるさと振興財団にプレゼントされました。2022.12

(3) 自然環境を悪化させる鳥獣被害を低減する活動

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
三嶺山域ではニホンジカの食害により、樹木や草本類など生態系に甚大な被害を受けました。一部山域では、植生がなくなった林床の保水力が衰え、土砂崩れが発生するなど厳しい状況です。本会は、三嶺中腹の植生を蘇らせるべく、2020年6月に徳島森林管理署と連携し中腹の林床に防シカ柵を4ヶ所設置しましたが、今後、柵管理と点検を継続します。この樹林には、シカの餌になるものが少なく生息には厳しい環境です。そこで、この山域にどれほどシカが生息しているのか「ニホンジカの生息密度調査」を実施しました。調査地は、三嶺北東斜面の標高1300m地点。設置済みの防シカ柵周囲に1m正方形を120枠設置し、その枠内のシカ糞を探し数えました。これを基に県のシカ対策担当の方に生息頭数を推測して頂きました。生息密度は、9.72頭/km²。適正頭数は、2~3頭/km²ですので、やはり過剰に生息しているとの結果でした。シカ食害の惨状を多くの人に伝え、多くの人と山の保全策を考える機会をつくり、三嶺山域の豊かな自然を後世へつなげられることを願っています。

剣山国定公園地域連携協議会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
今年度は、新たに協議会の委員2名を講師に迎え、植物や登山に興味を持つ方等を対象に「剣山の希少野生植物等講習会」を開催しました。まず、多様性豊かな剣山の植生分布や自然生態系、希少植物等の特徴、ニホンジカ食害による影響及び実施された保護対策について2時間の講義を行いました。後日、見ノ越から山頂までのルートにおいて、植物観察やシカ防護柵の見学など講義内容の現地研修を実施し、参加者からは、「剣山の新たな魅力を知ることができた。」「対策実施により植生が回復したことはすばらしい。」などの意見や受講対象を広げた研修会開催の要望等が寄せられました。今後も、剣山の豊かな自然環境の素晴らしさに気づき、その保全活動を継承できる人材を育成するため、このような機会を継続して提供していきたいと考えております。日亜ふるさと振興財団からいただいた助成金は、子供たちへの環境教育、ニホンジカ防護柵の管理、登山者の安全対策等にも活用しています。2019.8
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
南つるぎ地域活性化協議会では、南つるぎ地域(剣山南地域)において、シカ食害防止活動、登山道整備、希少植物の保護等の活動を「おひさんプロジェクト」の名称で行っています。今年度は、ほら貝の滝登山道整備を行い、たくさんの方に南つるぎ地域を知っていただくため、山の日イベントとして南つるぎスカイラリーを実施しました。今回8月29日は、山の家奥槍戸からジローギューに向かう登山道周辺で、シカ食害防止ネットの設置を行いました。この場所では、7年ほど前から食害防止ネットの設置しており、今回で5ヶ所目になります。今回はネットを支える支柱が従来と違い木製で、少々戸惑いもありましたが、14名で100mのネットを設置することができました。ボランティア活動、山歩きイベント等は、facebook「南つるぎサポーターズクラブ山の遠足」もしくは、ブログ「南つるぎルートとイベント旬報」をご覧ください。2021.9

(4)その他、自然環境の保全を目的とする活動

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
高知県との境に位置する町で誕生した「特定非営利活動法人 あど未来」は、阿波の「あ」と土佐の「ど」を取り、共に地域の健全な未来を見据えて行くことを念頭に置き発足した。海陽町の人々や訪れる人々ともに、海部川や宍喰川と竹ヶ島海域公園における自然観察会や調査を通して、まだまだ残る素晴らしい海陽町の水辺環境を、そこに生育・生息するいきものやそれらのつながりを観察・記録することで再発見する。その中で、いきものの多様さやその生育・生息環境の普遍性・特殊性に触れ、水と土と空気といきものと太陽からなる生態系への興味関心を高め、問題意識を育み、水辺とのかかわり方、水辺でのくらしを考えていくきっかけを提供することを目的とする。

飯谷鳴滝会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
飯谷鳴滝会は、平成29年5月に地域活性化のボランティアグループとして結成しました。メンバーは、男性25人、女性11人で平均年齢が75歳です。このたび、助成金を頂いて、飯谷町にある鳴滝の周辺を里山公園とする事業を始めました。事業の中身は、桜を植えて「桜の名所」とすること、併せてモミジ、アジサイ、ツツジなども植えて憩いの場とします。以下、今年の作業の中身です。
1.1月13日 モミジ山の水源地探索とスギ丸太のイスづくり 参加者 3人
2.2月27日 サクラ苗木を植える穴掘り、苗木の支柱を設置 参加者 9人
3.3月 5日 モミジ山と鳴滝奥の院にサクラを40本植える 参加者 6人
4.4月 4日 モミジ山への山道にアジサイを100本植える 参加者 3人
5.4月17日 モミジ山のサクラとモミジに鹿の食害対策行う 参加者 8人
6.6月28日 モミジ山周辺の草刈り 参加者 14人
これからの課題は、新たな植樹場所の開拓、休憩所の充実、苗木の水やり方法の確立などです。2022.7

CS海部(海部城保勝会)

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
東は太平洋に面し、大里松原海岸、出羽島、大島、そして蒲生田岬までを展望する。西は、海部川をさかのぼり城満寺を眺め、上流の轟の滝を思い浮かべることができる。海部城山は、歴史的にも阿波の名将「三好長慶」と義兄弟として同盟関係にあった「海部友光」の居城であった。そして、阿波を代表する刀剣「海部刀」とともにあった城山である。海部城山整備活動「CS海部」というのは、海部のC(キャッスル=城)・S(ソード=刀)を意味している。CS海部の活動は、令和4年で4年が経過する。この間、木や草に覆われた山(標高50m)であったのを、月一度の作業や歴史環境情報交換会を続け、城としての遺構や桜を楽しめる憩いの場、学習環境として整備が進んできた。だんだんと県内外の様々な団体の行事や地域の子どもたちの学習の場としても活用してくれるようになってきた。会員は現在35名、高齢者が多いが楽しみながら頑張って活動を続けていけたらと思っている。2022.12
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
2013年5月に地元有志を中心に、阿南市加茂谷地区の遍路道に関わる活動を続けて10年になります。歴史の道でもある遍路古道の保全整備と魅力発信の活動が、地域の活性化と地域の皆さんの元気のもとになると信じて、仲間と共に頑張ってきた結果、2022年11月の国土交通大臣表彰「手づくり郷土賞」受賞につながりました。皆さんのご支援の賜物と感謝しています。何分、山中の活動が中心のため、会員の高齢化が活動の課題となっていますが、近年、整備活動については広く参加者を募り、『わいらが守る』から『みんなで守る』体制に移行しています。より安全な遍路道として、受け継がれてきた歴史を感じ、多くの人々に親しく憩いの古道として歩いていただけるよう、私たちの活動は進化を続けます。2023.5.
小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。

江戸時代より昭和30年代まで徳島県南部では常緑広葉樹を原料として薪や炭を生産し、関西方面へ船で出荷する樵木(こりき)林業が盛んでした。特に上灘地域の樵木林業は、一定の太さの木のみを選択的に伐採することにより裸地化を防ぎ、シダの繁茂の抑制や林地の肥沃化のほか、治山・治水上効果的で、皆伐に比較しても生産性の向上等優位性があり、継続的、循環的な優れた林業でした。2017年樵木林業の再評価とその再生による地域の活性化をめざして有志により樵木林業研究会を設立。2018年「海部の樵木林業」として日本森林学会の“林業遺産”に登録されました。研究会では、古くからある木馬道の整備、モデル試験地の造成、残されていた土場跡地の整備、林業遺産登録の掲示板の設置、樵木林業の新しい遺跡調査等、林業遺産として継承していく環境を整備しています。また毎年、現地視察会、講演会、情報交換会を開催し、樵木林業をより多くの人に知ってもらい、さらに日本でも有数の規模を誇る常緑広葉樹林にあるニッポンタチバナやヤマザクラ等の保全にも力を入れていきたい。

里山の話、海部の樵木(こりき)

重実さくら会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
本年4月2日(日)重実さくら会員による「しだれ桜」の苗木20本を植樹しました。棚田跡地のためため、土が粘く育ちにくい環境ですが、先に下草狩りをして穴を掘り、桜の成長を願って苗の根元に花の土を入れ植えた後、竹林の竹を切り苗木全てに添え木をし、ひもで固定しました。しだれ桜は大きく成長するまで手間がかかりますが、咲いたら豪華で苦労が吹っ飛びます。今年は気候良くピンク色の花が早く咲き、植樹作業後に会員皆で花見しながらお弁当を頂きました。昨年完成した小歩危国定公園展望台からの眺望が格別で、吉野川を流れる青く澄み切った水面に山々が移り、その上山全体にヤマザクラが広がり、観光客が足を止め写真を夢中で撮っておりました。秋はもみじなどの紅葉が見られるなど、四季折々の景観が楽しめます。午後には展望台付近に少しのしだれ桜を植樹しました。今は黄色の菜の花が満開ですが、さらにいろいろな花木を植樹し景勝地とし、地域の活性化等に結びつけてゆきたい。2023.4

那賀川野菊・鷲敷菊保存会

小見出し
ここをクリックして表示したいテキストを入力してください。テキストは「右寄せ」「中央寄せ」「左寄せ」といった整列方向、「太字」「斜体」「下線」「取り消し線」、「文字サイズ」「文字色」「文字の背景色」など細かく編集することができます。
那賀川野菊・鷲敷菊保存会は、那賀川沿いの岩場に咲く地域固有の準絶滅危惧種のナカガワノギクやワジキギクを調査・保存する活動を行っている。このうち、典型的ナカガワノギクは那賀町の田野観音堂から長安口までの区間に自生し、11月上旬~下旬に純白の可憐な花を咲かせ川沿いの岩場を彩ってくれる。しかし、増水時には水没する厳しい環境に自生しており、2014,15年と続いた大洪水時の砂利を含む濁流により、多くの個体が流され、葉や根が大きく痛んだ。保存会では、活動の一環として、ナカガワノギクの現地種を採取し、苔の生えた岩場に直接蒔き育てる域内保存と、その現地種をポットに蒔いて苗に育てた後、現地岩場に戻して植栽する域外保存に取組んでいる。下の画像は域内保存による2年目のナカガワノギクであり、順調に育っている。また、自生岩場には立木・ゴミなどが打ち上げられ、カヤ等の雑草が生えナカガワノギクの自生・成長が阻害されている。そこで、保存会メンバーが那賀川町細渕の岩場の清掃・環境保護活動を行っている。2020.10